ブランド名を決めるのは簡単ではありませんよね。広告代理店などもそれを仕事にしますし、専門のコンサルティング会社が存在します。1つのブランド名を決めるために数百万の費用がかかります。

実際、そうした費用をかけてブランド名を作れるのは大手企業となりまして、多くの企業は自社内で決めることでしょう。そんな時にはある程度知識を持って臨みたいですよね。

関連する内容をメモとして残しておきます。

理想的なブランド・ネーム
 →  覚えやすく、ポジショニングの基礎をなす製品クラスと特定のベネフィットを明確に示唆し、本質的に楽しさや興味深さがあり、クリエイティブな可能性に富み、さまざまな製品や地域に移転可能で、長期間にわたって意味性や関連性を維持でき、そして非王立上および競争上の防御可能性が高いものである。

※それを生み出すのが大変なんでしょ...

有名なブランディング・コンサルタントであるイーラ・バックトラックによると、
「英語には14万の単語があるが、平均的なアメリカ人が認識できるのは2万語である。彼のコンサルティング会社であるネームラボでは、ほとんどのテレビ番組やコーマンシャルで使われる7000語にこだわっている。」
とのこと。

ランドー・アソシエイツによるブランド・ネーム分類

1)記述的
 機能をそのまま説明するもので、一般に登録不可能
 例)シンガポール航空/グローバル・クロッシング
2)示唆的
 ベネフィットや機能を示唆している
 例)マーチファースト/アジレント・テクノロジー
3)複合的
 2つ以上の、しばしば意外な言葉の組み合わせ
 例)レッドハット
4)ラテン語、ギリシャ語、サンスクリット語にもとづいている
 例)メリトール
5)独断的
 実在する語だが、企業との明らかなつながりはない
 例)Apple
6)空想的
 明らかな意味のない造語
 例)アバナード

ブランド認知

 シンプルで、発音しやすく、綴が簡単で、親しみやすく、意味があり、差別化され、目立ち、ありふれていない、こうした特性を持つブランド・ネームならば、ブランド認知向上に貢献できることは間違いない。

 ※だから、それが難しいんですよ...