「ブランドとは何か?」っていう話はよく話にあがります。ブランドに関わる人にとっては最も重要なお題ですよね。それは、ブランドがどのような定義であるかが重要なのではなく、議論なり実務において、関わる人同士が同じ定義を持つために重要なのです。ブランドに対する共通認識を持つことこそがブランドに携わる第一歩ということで。
※参考メモ : 5つの製品レベル
アメリカ・マーケティング協会の定義
「個別の売り手もしくは売り手集団の商品やサービスを識別させ、競合他社の商品やサービスと差別化するためのネーム、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはそれらを組み合わせたもの」 = brand
業界の考えるブランド
「市場に一定の認知、評判、存在感などを生み出したもの」 = Brand
ブランドと製品
ブランド化できる対象 = ニーズあるいはウォンツを満たす可能性があるものとして、注目し、取得し、使用ないし消費してもらうために市場に提供されるものすべて。(有形財、サービス、小売店、人、組織、場所、アイディア)「ブランド=製品」ではない。
※参考メモ : 5つの製品レベル
1.コア・ベネフィット・レベル
製品やサービスを消費することによって消費者が満たす基本的なニーズないしウォンツ
2.一般製品レベル
製品が機能するために絶対に必要な属性ないし特性のみを備え、際立った特徴のない基本形
3.期待製品レベル
買い手が製品を購入する際に通常期待し同意する、属性無いし特性の集合
4.膨張製品レベル
製品を競合他社の製品と区別する追加的な属性、ベネフィット、関連サービス。
5.潜在製品レベル
製品にいずれ追加される可能性のある、膨張及び変形